歩兵としては中歩兵でしかないケルト歩兵は、ローマ軍の重歩兵の攻撃を受けると圧倒されてしまう。

ローマ軍の重歩兵の特別ルールの存在もあり、ローマ軍歩兵を侮った印象がある。まさか、トリアリイが一兵の落伍者も出さずに反撃してくるとは思わなかったと言うのがエクスキュースではあるが甘かった。
実際、カルタゴの損害水準もあとわずか11ポイントのところまで来てしまったので、薄氷の勝利だったと言える。
この状況から見ても、最初からローマ軍が中央の歩兵を押してきていたら、ローマ軍に十分に勝利のチャンスもあったのではないかと思う。
GMT社の評価は、「カルタゴわずかに有利」となっているが、なるほど「わずかに」と言うのは適切な表現だと思った。
今回はローマ軍は一度もターン継続の試みに成功できず、これが痛かったと言える。
他方、カルタゴ軍は想定に織り込まれているかとは思うが、ターン継続の試みを効果の大きなところで成功させ、これが得点先行の大きな要因となった。