眼下の敵を見る

bqsfgame2012-11-17

U−ボートブームなので、レンタルDVDで見ました。1957年のアメリカ映画。
小学生時代に見た時には駆逐艦と潜水艦の駆け引きに大いに感心した記憶がありました。30年ぶりに見ると、思ったほど駆け引きの醍醐味は強くなく、ちょっとガッカリしました。でもまぁ、小学生と、工学部を卒業してエンジニアの仕事をしている今とでは感じ方が違うのは止むを得ないところです。
潜水艦戦の駆け引きは、多分に潜水艦テクノロジーと絡むところがほとんどです。しかし、そうしたテクノロジーの説明を十分にできない2時間に満たない映画の中では、なかなか描写が難しいとも思います。結局、それらしい会話を散りばめる程度で、後は人間対人間のドラマ描写になっています。
ちなみに爆雷のシーンは、実際のアメリカ海軍駆逐艦の実爆雷を使っていると言うのが当時の評判だったようです。ただ、これもCG全盛の今の映画を見慣れた目には、それほどインパクトがなく移ってしまいます。時代の移り変わりと言うのは恐ろしいものです。