千葉会:第二次世界大戦を対戦プレイする

千葉会でKMさんと対戦してきました。
KMさんが連合軍を希望したのでドイツ軍でプレイしました。
イギリスが早期陥落してしまうとゲームが終わってしまうので、二人で盤面を検討した結果、新しい策としてイギリス軍の植民地軍(イラン、アラビア)を、アフリカ航路経由でイギリス本土に第1ターンから配置転換してしまう作戦を案出しました。植民地軍を地中海を通すこともできますが、イタリア海軍の勢力下にある海峡を越えるのにチェックがいるので確実ではありません。アフリカ航路は1ターン余計に掛るのですが、必ず到着するので、これが良さそうです。陸上移動→出航は戦略移動で1ターンで実施でき、イギリスは2ユニットの戦略移動能力を保有しているのでこれを全部投入することになります。しかし、他に重要な戦略移動がある訳ではないので、これが有力なようです。ポーランドとフランスで3ターン掛ってくれれば、イギリスの最初の移動は第2ターンですが、第3ターンにはイギリス本土に展開でき、ゼーレーベ対策は間に合うことになります。
検討しましたが、これが間に合いさえすれば、イギリスの速攻頓死は免れそうで、ゲームはイギリス本土での攻防戦へと移行する見通しが立ちました。
後はイギリスが粘っている内に東部戦線が始まれば、ドイツの生産力は東部戦線にも分散するのでハイコストなゼーレーベを全力で続けることはできなくなり、ゲームはヒストリカルに近い形に移っていきそうです。
と言うことで、イギリス早期陥落によるバランス崩壊と言うことは、どうもなさそうでホッとしました。
ただ、今度は別の問題を感じるようになりました。
このゲームではDEの戦闘結果の一段階下にDDと言う結果があって、これは死守命令となり、防御側がダイスを振って「当該ユニットの戦闘力−1」以下を出すと守り切れることになっています。これが曲者で、ポーランド国境、フランス国境、パリ、イギリスの海岸線、ロンドンなどの要衝で死守が成功すると、ドイツの思惑はその度に遅延していくことになります。変な話しですが、結局、連合軍が何回死守を成功させるかにゲーム展開が強く依存しているような印象が出てきました。特にドイツ軍をプレイしていると、最善を尽くしても他力本願でスケジュールが遅延していくので、非常にやりがいが薄い印象を受けるようになりました。