茨城会:トワイライトインペリウム3を対戦プレイする

年末最後のグランドフィナーレとして、トワイライトインペリウム3をプレイしてきました。
レギュレーションとしては、戦略カードはタイプ2があるものはオールタイプ2として、それ以外はオリジナルとしました。インペリアル2の副能力は、生産した兵器を当該ターンに稼働できるので意外に強いと言うのが発見でした。トレード2には副能力がないと言うのが色々と影響が派生するのも身に染みました。
4人プレイで種族は2枚引いて好きな方を選びました。
わたし自身はメンタクとハカンを引いて、随分と迷いましたが本ゲームの顔的な存在なのでハカンを選びました。武力衝突で役に立つ能力がまったくないのが難点ですが、交易に長けていて資金力があるのは悪くないと言う判断でした。
他の3人は、右隣がエクスッチャ、左隣がレトネフ男爵、対面がエルゴンゲオネクスでした。
インストは別にして正味で7時間ほどプレイしましたが、結局、第5ターン終了時点までで勝者なしのフルタイムドローでした。
その時点での勝利得点は、エルゴンゲオネクスとハカンが6点でフロントランナーでした。しかし、激しい混戦状態になっており、1ターンで状況が激変するような展開でしたので、数ターン後にどうなっているか予想が付かない状態でした。
選択ルールでは、ディスタントサンを使用しました。
ゲーム展開は、ディスタントサンに強く影響されました。ディスタントサンに恵まれたエルゴンゲオネクスとエクスチャが先行、逆にレトネフ男爵は相次ぐ放射線惑星で、ハカンは相次ぐ敵性原住民で出遅れました。
2位を行くエクスチャがトップを走るエルゴンゲオネクスに挑戦しましたが、主力艦隊決戦で大敗北を喫します。エルゴンゲオネクスは背後を狙っているレトネフ男爵を外交戦略で釘付けにして凌ぎ、トップを走り続けます。
此処で恐縮でしたが、主力艦隊を失ったエクスチャの版図内に突然接続したワームホールを使って筆者はエクスチャ領へと侵攻します。これでエクスチャに代わって二番手に浮上しました。
時間切れが見えて来たので最後のターンはインペリアル戦略でマルチ目標達成をコールし、その上でエクスチャとレトネフ男爵の星系を刈り取ってエルゴンゲオネクスを追い越せないか努力しました。略奪船アクションカードでレトネフの資産を全て奪い取った上で、エクスチャの無防備な星系を2つ確保して10星系の2点目標を達成、これで同点まで追いつきました。しかし、決定的なあと1点を取る方法はありませんでした。
エルゴンゲオネクスは単独首位確立のために、直接こちらを攻撃してくると同時に、レトネフ男爵に無償で資金を提供して男爵に共同攻撃を持ちかけます。これは絶体絶命の危機でしたが、まずレトネフ男爵に対しては先制攻撃で宇宙艦隊を粉砕。エルゴンゲオネクスには1星系を占拠されましたが、最後の1空母+1陸軍で反撃、1陸軍同士の小規模ながら銀河の帰趨を決める戦闘にダイス勝利して同点で終了となりました。
7時間で終わらないと言うのは率直に言ってどうかと思うのですが、面白かったことは間違いありません。
とかく竦み合いになりがちな直接攻撃マルチですが、今回は最後の2ターンくらいは非常に活発な軍事活動が行われて見応えのある展開になりました。
折角、みんながシステムに慣れたので、この学習効果が消えない内に再戦したいものです。レギュレーション的には戦略カードのオールタイプ2は、非常に快適で良かったと思います。ディスタントサンは正直に言えば、次は使いたくないと思いました。
種族的には、特にどれが強いとか弱いとかは感じませんでした。レトネフ男爵がいるならメンタクもありだったかも知れませんが、ハカンがいなくなってしまうのでやっぱりメンタクはなかったのかも知れません。
終わりまでプレイすると10時間コースと言ったイメージでしょうか。朝10時にスタートしても夜8時まで掛るくらいでしょうか。昼食が入るのでもう少し遅くなるか? なかなか簡単にはプレイできない大作です。