○検視を読む

bqsfgame2013-10-24

SFマガジン1986/8月号です。
スキャナーダークリーのアンソロジー妄想で登場したタイトル。
タイトルの通りで死体を検視する過程でのワーストコンタクトを描いた一種のエイリアン物です。
テイスト的にはデーモンナイトの「影が行く」や、ボブショウの「訪問者」の系列に繋がる物になります。
怖いことは怖いのですが、伝統的なホラーとは違います。
上述の二作品と比べると、はっきりと1ランク落ちます。そういう意味では、雑誌で見つけると佳作ですが、アンソロジーの目玉と言う程ではないかも。これを読んだ限りではマイケルシェイの長編(魔界の盗賊)を探して読んでみようと言う気にはなりませんでした。