刑事コロンボを見る(10、11、12)

bqsfgame2013-12-16

10話目は、シーズン2の第1回に当ります。時間も少し長いようなのでスペシャル扱いなのでしょう。
ただ、個人的には好きではありません。殺人現場に落し物をすると言う犯罪の完成度の低さ、そしてビデオによる間接証明でその一点だけで逮捕すると言うのも無理筋な印象を受けます。
あと犯人は愛人に結婚を迫られて殺すのですが、愛人よりも妻役のブライス・ダナーの方が綺麗なので、どうも浮気に説得力がありません‥(^_^;
11話目は悪の温室。体調が悪くて風邪薬を飲んで見ていたら、ラスト10分の直前で寝ました‥(^_^; 体調もありますが、こんなクライマックスで寝てしまうのは、残念ながらイマイチだからでしょうね。シーズン2の最初の2回はザンネンで、これが日本の連ドラなら脱落です。と言っても、この先に「ロンドンの傘」や、「溶ける糸」があると判っているから見続ける訳ですが。
原題は温室ジャングル。信託財産を引き出すために狂言誘拐を本人と一緒に組立て、で、用済みになったら本人を始末してしまうと言う悪の中にもう一段の悪が潜むと言う構成。別にこの話しに限りませんが、法律や常識を守らないと判っている相手と信頼関係を持って共同犯罪をすると言うのは、どういう心理なんでしょうね? 呉越同舟であることは自明だと思うのですが。
被害者のトニーが夢中になって取り戻そうとする年上の妻は、サンドラ・スミス。当時で既に48歳だったそうで、年齢の割にはさすがに綺麗ですが、そんなに大金を積んでまで取り戻したいイイ女には見えないのが残念です。
12話目は、アリバイのダイアルです。小学生時代に初めて見たのが、このエピソードだったので、個人的にはこれがコロンボの原型だったりします。今回改めて見直してみると、倒叙形式、犯人とコロンボの心理戦、心理戦に決着を付けるアリバイ崩しとコロンボらしさ十分であることは疑いありません。ただ、動機の説明が不十分と言うのは感じました。
また、脇役の私立探偵ダブスが、「ホリスター将軍のコレクション」のヨット屋だと言うのは「刑事ぼろんこ」の指摘を読むまで気付きませんでした。あと殺人現場は「殺人の処方箋」と同じロケ地だと言うのは、なるほど道理で見たような記憶があるはずだと思いました。
とまれ、シーズン2も3話目にしてようやく巻き返しました。次は「ロンドンの傘」で、殺します(←メ・ガルメ・レ風に)