あなたがお勤めの帝国はブラック帝国では?

日刊ウォーゲーム情報に上がっているので、旅団長さんの題記載の記事を読まれた方も多いかと思う。SFゲームに関する記事は多くないので非常に嬉しい。さらに、そのユーモアのセンスには脱帽する。
古来、悪の帝国と言うのはブラック企業の典型なので、そういうもんじゃないかと言う気がする。特撮に出てくる悪の組織で記事の指摘に当てはまらない所はないのではないかと思う。
「年度ごとに上司が更迭される」とあるが、特撮の場合には大幹部は大体、半年くらいのスパンで敵に倒されて殉職してしまう(デストロンの場合は、もっと短かった)。生きたまま左遷される例を探すのは難しい。
と、考えて見たら、B級SFゲーム分科会の敬愛する死神博士が、その稀有な例の一つだった。日本支部仮面ライダー相手に失敗を繰り返し、南米支部に左遷された。しかし、そこで強力怪人の開発を推進し、地獄大使の所にナマズギラーを送り込んだりしていた。前線司令官より開発者が適任として転属した、史上、稀に見る「悪の組織における適材適所の人事異動」ではないか‥(^o^;
中間管理職が大勢いて互いに足を引っ張り合う構図としては、デルザー軍団が典型的だった。他には、グレートマジンガーの7大将軍とか、マジンガーZあしゅら男爵とブロッケン伯爵とか、勇者ライディーンの激怒と豪雷の兄弟とか。機動戦士ガンダムで、ガルマを見殺しにした赤い彗星と言うのも広義には該当するかも知れない。
いずれにせよ悪の組織は恐怖支配以外の方法ではマネージメントされないのが常で、中間管理職は自分の出世しか考えていないことも相俟って、程度の差はあれブラック企業なのだと思う。