ペーパーウォーズ78:ロケットレッドグレアーを入手する

bqsfgame2014-02-26

前号からコンパスゲームズ出版になったことで話題になったペーパーウォーズです。
もうアメリカでは出ているはずだと思ってタイトルで引いてもそれらしいゲームがBGGで出てこない? だいぶ掛かって謎が解けました。新作ではなく、シミュレーションカナダの同題の作品の第2版と言う扱いなのですね。
シミカンと聞いて、すわと思いましたが、やはりニューバーグでした。「ラ・レギア・マリーナ」のデザイナーです。
テーマは1812年戦争ですが、主戦場となった五大湖周辺のマップと、それとは別にアメリカ全土(当時の)を扱った戦略マップのハイブリッドシステムです。ニューバーグらしい「目の付け所がシャープでしょ」な感じのするデザインです。
1812年戦争は、欧州でのナポレオン戦争の裏番組と言った位置付けの戦争で、日本では知名度が低いでしょう。それでも、最近の千葉会で、アカデミーゲームズの「1812、カナダ進攻」がプレイされていたりしたので、日本にもプレイ人口はいるようです。
ゲーム自体はルールを読んでみないと何とも言えませんが、雑誌本体が立派で驚きました。オールフルカラーのゲームレビュー誌とは思いませんでした。S&Tは飽くまで歴史雑誌であり、歴史を理解する上での補助ツールとしてゲームを用意していると言う建付けです
それに対してペーパーウォーズは、頭から尻尾までウォーゲームレビュー誌。近いイメージとしては短期間活躍して評判が高かったZOC誌に似ています。
ただ、出版準備に予想外に時間が掛かったのか、ゲームのセレクションがタイムリーでなく、なんとなく一年遅れくらいの感じなのは笑って流してと言う感じでしょうか?