舞台:奇跡の人を見る

bqsfgame2014-11-23

10月9日に幕を開けた2014年版の「奇跡の人」の3日目を見てきました。
予想以上に素晴らしかったです。
木南晴夏のサリバン先生と、高畑充希ヘレン・ケラーと言う配役でしたが、二人の死闘の演技は凄かったですね。
あと白線流し時代にファンだった馬渕英俚何が母親役で元気に登場したのも個人的には嬉しかったです。
なんと言っても今回からサリバン先生に抜擢された木南は、予想以上でした。きっと良いだろうと思って見に行った筆者が驚いたくらいですから、多くの人が驚かれたのではないかと思います。
「昼顔」などのテレビドラマで見る彼女は、どちらかと言うと曲者タイプです。しかし、板の上では堂々たる女優でした。
まず、立ち姿が綺麗です。背筋が伸びていて、ウェストが高い位置にあって、立っているだけで正統派の女優と言う見栄えがします。
次に、演技が素晴らしい。意外なほど客席まで声が通ります。ヘレンに言葉以前にマナーを教えるためのテーブルファイトは相手役共々体を張って戦っています。どちらかと言えば華奢な部類の彼女が、ここまでやるのかと思いました。初日の舞台挨拶で「体中にあざが‥」と言っていたそうですが、なるほど無理もありません。このシーンを2幕の半ばでこなした上で、全3幕の3時間の舞台なのですから、これを連日こなすのは恐るべき体力と役者魂なのだと思います。まだ、3日目ですが、無事に楽まで辿り着けることを祈ります。
http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201410100015