アップフロントをソロプレイする2

イギリス軍対ドイツ軍の戦いが続いています。
今度はシナリオCの要塞奪取です。
10年くらい前にも書きましたが、あまり好きではないシナリオです。どうしてもカード捌きが両軍とも鈍くなりがちだからです。
ノルマンディーのイメージで、攻撃側がイギリス軍でやりました。
イギリス軍は射撃志向の軍隊なので、攻撃側には向いていません‥(^_^; ドイツ軍はアクションと捨て札を畳み込むプロフェッショナルな技術が売りで、あまり守備側には向いていません。
今回のプレイでは序盤ではドイツ軍の地雷原配置にイギリス軍が大苦戦しました。地雷原を抜けたら、そこは地雷原だったと言う展開は、コミカルですが笑えません‥(^_^; この地雷原で機動グループに配置した火炎放射器兵士が死亡。結果として移動中の地雷原の中に火炎放射器を落としてしまいます。
ここで、いつでも捨て札ができるドイツ軍からのプレゼントが、Bushカードです。普通は相手に進呈しない防御地形ですが、これを相手にプレイすべき事例が上述のケースです。これは、確かTACTICSに連載されたアップフロントの戦術記事に紹介されていました。
移動中の部隊が地形カードを(拒否する場合を含む)プレイすると、その時点で落としていた兵器はゲームから永久に除去される‥と言うものです。かくて、イギリス軍の貴重な火炎放射器は、永遠に行方不明に。
そんなこともあって、ドイツ軍優勢で展開したシナリオですが、イギリス軍の機動グループの生き残りのSLが決死の相対距離5前進を果たしてドイツ軍の機動グループに爆薬を投擲すると、なんと一気に5人をKIAして大逆転勝利。
そうか、トーチカシナリオと言えども分隊崩壊のルールは生きているのでトーチカの3人ではなく、他の5人の方を殲滅すれば勝てるのですね。この勝ち方は目から鱗が落ちました。
いやいや、トーチカシナリオで攻撃側が勝つのを見たのは、これが二度目ではないかと思いますが、プレイを重ねると色々な戦闘風景に出会えるものです。