ロンドンは燃えているの魅力

1ターンプレイしただけで書くのは危険ですが、本ゲームの魅力を考えてみます。
バターフィールドのRAFは、同じ題材を同じくソリテアにしていますが、エリア式のマップを採用して、何処を戦略的に守るかの意思決定に重きを置いています。
対して、ナイトの本作は、敢えてヘクスマップを採用し、本当は100機単位だった空戦を数機単位で模擬的にではありますが、海峡を越えて侵入してくる敵を迎撃して高度を選択して空戦するように見せています。言い方は悪いですが、シミュレーション的には全然正しくないのですがプレイヤーにバトルオブブリテンの空戦の雰囲気を感じさせることに成功しています。この辺りがベン・ナイトのマジックと言うべきでしょうか。
ナイトの良さを改めて言えば、「プレイヤーに何を見せたいかが判っていて」、「ゲームを複雑にしないために何を無視してしまって良いかの思い切りが良い」所なのだと思います。
結果として、本作は「RAF」と同じ題材の同じソリテアでありながら、全然別のものに仕上がっていて、バトルオブブリテンのファンなら両方とも遊んでみる価値があると思います。
少し褒め過ぎか???