×引き潮のとき3を読む

bqsfgame2015-04-28

間に1冊ずつ挟みながらも、3巻までやってきて折り返しました。
迷いましたが、3巻単独の評価としては×にしました。
依然として事件らしい事件は起きませんでした。海難事故の救助活動と、パヤサヴァのアレンジでトズトーと会ったことが大きいくらいでしょうか。延々と司政官の独白が続き、特にSQ1との一人相撲の駆け引きは、いささか鬱陶しい印象を受けます。
それとは別に、奥付で気づいたのですが、本巻収録分の最終回が1990年8月なのに、単行本の出版は実に5年後の1995年の9月です。また、装丁が2巻までと激変してしまいました。これは何かあったのでしょうか?
SFマガジンと、SF作家第1世代の決別に繋がった太陽風交点事件があったのは1981年から86年なので、それとは直接の関係はないと思うのですが。