聖戦:アフガニスタンのカウンターを修正する

bqsfgame2015-11-23

スベトラーナの「アフガン帰還兵の証言」を読みたいのですが、全然、見つかりません。
仕方がないので、ゲームでもするかと思い、「聖戦:アフガニスタン」を発掘してきました。こういう時に、適切な資料になるゲームが揃っているのは、さすがは老舗、S&Tです。
BGGに行ってエラータを確認すると、カウンターエラータがあったので、まず修正しました。
1991年のS&T147号です。24年も前のゲームなのですね。
デザイナーは御大ミランダ。
題材としてはソビエトのアフガン侵攻時期ですので、近年の「ディスタントプレイン」などとは様相が違います。
Wikipediaの定義ではアフガン侵攻は、1978年から1989年までとなっています。
1978年と言えば、ソビエトの指導者はブレジネフです。この侵攻はブレジネフドクトリンによるものだった訳です。そして、89年までに指導者は、アンドロポフ、チェルネンコ、さらにゴルバチョフと交代しました。ゴルバチョフ政権が撤退を決めたのは88年5月、完了したのが89年になります。
ソビエトは時代遅れのドクトリンで出兵し10年以上も戦って多くの若者を死なせ、何も得ることなく終ったと言われています。しかし、グラスノスチを進めたゴルバチョフ政権下であってさえも国民には戦争の姿は正しく伝えられず、アフガン出兵は正義、帰還兵は英雄とされたのでした。