WOWOWです。
ハリーハウゼンです。
15年も経ってからシリーズ第2作というのが先ず凄いでしょう。
本作では、何と言ってもキャロライン・マンローの色っぽさが目を惹きます。野性的な美貌、肉感的なスタイル。後にボンドガールの一人になるのですが、妥当な出世でしょう。
この作品でもハリーハウゼンのストップモーション全開ですが、何と言っても6本腕のカーリー像との剣技シーンが凄い。陶器の像が滑らかに動き出すという怪異。それが滑らかな剣技で主人公たちと戦う寸の長いシーン。最後に高い所から蹴落とされてパリンと割れてしまう材質感。なんとも言えない完成度です。
また、カラー化されたにも関わらずストップモーションの粗があまり目立たないのも、さすがの仕事だという気がします。
一方で、ケンタウロス対グリフィンの戦闘シーンは、ちょっと物足りないかも。ここらへんが限界でしょうか。