モスクワへ!をソロプレイする

最新作の「大北方戦争」を入手して、大北方戦争物が溜まってきたので。
ミランダの、大北方戦争スウェーデンによるロシア侵攻部分だけを切り出した戦役級ゲームです。
システム的には、「7年欧州戦争」と同じ系列です。
ただ、プレイした感想としては、こちらの方が症状が重い感じです。
2シーズン(6インパルス)ほどプレイしました。結構、戦局は動いて面白かったのですが、競技ゲームとしてはどうかと思いました。
本ゲームでは移動するのに行軍表を判定します。で、行軍の結果、強行軍で移動力の2倍も動けたり、ノーマーチで全然動けなかったりします。さらに、フォールバックと言って勝手に後退したり、マーチトゥガンと言って勝手に突撃したりします。
今回はコサックがスウェーデン側に味方してキエフが落ちそうになったので、ピョートル大帝がエリート部隊を率いて撃退しに行きました。ところが、突然、マーチトゥガンが出て、カール12世の本隊の前に突撃。あわや全滅戦死してサドンデス負けという場面に。
古代戦なら、こんなものかと思うのですが、18世紀の大北方戦争でこれはないんじゃないかなと思いました。
また、中立勢力の参戦は、ランダムイベント表に完全に依存しているので、プレイヤーは外交努力できません。それも、この戦争のゲームとしては変なんじゃないかと思います。
結果として、とても重要なことがランダムに決まってしまうので、プレイヤーの意思決定が結果に反映されない恨みが強いです。ちょっと、これはダイスに翻弄され過ぎという印象です。
うーん、これだったら同じく外交はダイス任せと言っても、少なくとも行軍が自分の意思でできる「パックスバルティカ」をやりますねぇ‥(^_^;