SFM89/7を読む

bqsfgame2016-12-27

草上仁さんの「パーソナリティー」が個人的目玉。
生まれた直後から自身のパーソナリティーを定期的にスキャンして、自我をネットワーク保存している半不死社会。そこで、故障により自我のバックアップを喪失した主人公が、バックアップを取り戻すために知能低下も辞さないというお話し。結構、複雑な設定をしていて、アイデアは単純という独特のテイスト。
特集は「狂気の沙汰か、SFか?」という奇想SF特集。
バリントン・ベイリーの「大きな音」は、中井紀夫の「山の上の交響楽」を連想させた。巨大オーケストラで大きな音を発信すると、音波の限界を越えて宇宙メッセージが発信されるという話し。同時にオーケストラは受信機としても機能するという。なんでそうなるのかの説明は、もちろんない‥(^_^;
うーん、ベイリーだよなぁ‥(^o^)