キューバをソロプレイする

折角、再入手したので、早速やってみました。
プエルトリコ」と同じく、様々なアクションから一つを選択して実行していくシステムです。ただし、「プエルトリコ」では、誰かが選択したものを全員が同時に実行しますが、本作では各自が各自の実行するアクションを選択するだけです。
それなのにどういう相互作用があるかと言うと、一つに建物の建設アクションは、建てられる建物タイルが早い者勝ちだということ、もう一つに5種のアクションの内の4つをターン中に実行しますが残した一つが議会法案投票権になると言うことがあります。
農作物収穫のような上流側アクションは投票権が低く、製品輸出のような下流側のVPに直結するアクションは投票権が高くなっています。法案をコントロールするには後者を残すべきですが、それではVPが稼げません。望ましくは、他人より少しだけ投票権が高いアクションで勝って、なるべくVP獲得には支障を来さないことが良い。しかし、それは他人の状況を睨んで、相手がどのアクションは是非やりたいかを見極める必要があります。
また、ゲーム全体の中で、どういうVP獲得戦略を狙うかで、どうしても建てたい建物と言うのが出てきます。これも他人の思惑を睨む必要があります。
キューバの主力輸出製品は、ラム酒と、葉巻です。ラム酒工場は2枚ありますが、葉巻工場は1枚しかありません。葉巻工場が取れなかった瞬間に原料のタバコの価値は、そのプレイヤーにとっては暴落します。そうすると、タバコ農場は潰して、その上に別の建物を建ててしまうべきです。
とまぁ、そんなこんなで色々な綾があるので、それを睨みながら他人の作戦を判断しつつ、自分の作戦を考えるゲームです。
個人的な意見としては、プエルトリコヴァリエーションの中でも良く出来た一作と思います。いろいろ持ち込んで、対戦もしたいものです。
ただ、対戦するなら、法案カードくらいは日本語化しておく必要ありますね。