では、一体、真田軍記って何を目指していたの?

ということで、結局は大坂方は史実通りの籠城へと追い込まれ、最後は包囲レベルチェックと、その結果としての落城チェックを延々と数ターンに渡って振り続けるということになります。秀頼が出陣してしまうと、包囲レベルが上がりにくいため、最後まで行っても包囲レベルは2くらいの感じです。そうすると、その範囲で包囲レベルが1の時に1を出せるか? 2の時に2以下を出せるかの運試しになってしまいます。
繰り返しますが、これはこれでゲームではあります。プレイバランスもそんなに一方的とも言えません。
ただ、そうなってしまうのだとしたら、東は三河、北は若狭、西は播磨までをカバーしているマップで、行動力チェックで強行軍やリアクションまでできるゲームシステムを使って、一体何をさせたかったのかという疑問は感じます。
大坂城籠城ではない、撃って出る機動戦の可能性を模索したかったのではないでしょうか。
結局、大坂城籠城という答えになってしまうのであれば、天王寺の戦いを戦術級で戦って家康の首を目指す「幸村外伝」の方がゲームとしてエキサイティングなのではないかという疑問を感じます。
そんなこともあって、最後のだらだらと続くことになりそうな大坂城包囲の所までプレイするのは避けて協議終了と言うことにしました。