ＢＢＣの自然番組。日本ではＮＨＫＢＳで２０１２年に放映されました。
なんで、そんな古い物をと思いますが、あまりに映像がすごかったのでレコーダーのＨＤＤに保存したままでした。容量がいっぱいになったので、止む無くダビングしたのですが、等速ダビングになったので、環境映像的に流したままいろいろやっていました。
いや、凄いです。本編全６時間。最初から最後まで凄い映像の連続です。
自然はしばしば甘い感傷を許さない厳しい現実を見せますが、極地の厳しい環境では、それも頻繁です。春になると一斉に子育ての季節になりますが、どの動物の親も自分の子供を育てるために、必死で餌を集めます。それは、往々にして他の動物のヒナを食べ物として襲ったりします。
ペンギンの子育ては、多くの動物番組でも知られる所です。南極でのコウテイペンギンの子育てでは、冬の間に抱卵して雛を返したオスから、海から食料を取って戻ってきたメスに雛を受け渡すのですが、ちょっと手間取ってしまうとヒナが凍死してしまう様子が描かれます。さらに、ヒナを失った親たちが、他のヒナを奪おうとして争奪戦になり、追われたヒナが最後には凍死してしまった姿も。
アデリーペンギンのヒナを襲うトウゾクカモメの親を見て、ナレーターの大沢はトウゾクカモメにもヒナがいて子育てのためなのだとコメントします。
バイソンの子供を襲って反撃を受けて血みどろになりながらも最後まで戦うオオカミ。ダーウィンでも登場したシロフクロウ。クジラを集団で駆り立てるシャチ。
いろいろ作業しようと思っていましたが、あまりに見せ場が続くので全然仕事になりませんでした。とは言え、姉妹篇のプラネットアースともども、ＢＢＣは凄い番組を作るものだと思いました。
