抽象化が進んでいる部分

グレートゲームと言えば、S&Tのミランダ作品もありました。
しかし、本作品は大幅に簡略化されています。ミランダ作品では、中央アジア諸勢力はそれぞれの専用ユニットを持っており、これを盤上に展開していました。
ところが、本作ではペルシャアフガニスタン以外は、専用の機動戦力ユニットが用意されていません。機動できない要塞戦力しかないのです。それとは別に前述した反乱時の反乱戦力を全国家共通で一時的に使用します。
この思いきりがもたらしたプレイアビリティの改善効果は著しいものです。結果として、本作があれば、ミランダ作品はもうプレイされることはなくなったのではないかと思う程です。
ゲームデザイン手法と言うのは、進化を続けているのですね。