千葉会:オリジンズを対戦プレイする2

4月に続き、5月も「オリジンズ」です。
今月は、デザイナーの近藤さんが来て、山田さんと筆者と3人プレイです。
また、初めて時代4拡張を使用しました。
結果から先に書けば、勝ち筋を覚えていたという近藤さんが時代4へ一人突入して3つのレパートリーの4VPカードを揃えて勝勢が揺るがなくなった所で協議終了しました。ちなみに、アルカイックでした。
決して簡単なゲームではないのですが、その中にあって細かいルールをどういう目的で運用するか見えている人と、そうでない人の間に大きな差がでます。初心者にきわめて優しくないゲームです。
時代を先に進むと、価値の高いカードが手に入ります。
時代を進める方法をちゃんと理解して置くことが重要。
時代1から時代2は、脳カードを全クリアすると進めます。これ自体は難しくありませんが、重要なことは時代2に進んでしまうと時代1のイノベーションを実行できなくなることです。特に、家畜の飼育ができなくなるのは大問題。
本作で時代を進んでいくには、時代3、時代4と、エネルギーインフラのレベルがボトルネックになります。
このエネルギーインフラのレベル1は、使役家畜の入手で満たすのが一番容易です。ですので、使役家畜を手に入れてから時代2に移らないと苦労します。
時代2から時代3に移るには、エネルギー2が要ることが多いのですが、これは使役家畜では満たせず、バイオフューエルを調達する必要があります。これは主として鯨油らしく、得られる場所が限られています。ですので、この場所を確保するのが重要。
次のエネルギー3になると、鯨油のカロリー密度では辿り着けないので石油が必要になります。これもまた採掘できる場所が限られています。
これで時代4には辿り着けるので、「理性の時代」拡張までならOKです。
その先のエネルギー4になると、核分裂が必要でウラニウムが必要なのでしょうか?
ともあれ、効率よく進化するには、エネルギーインフラを手順よく開発する流れを理解して置き、早めから準備することが大事です。
本作の問題点の一つとして、家畜化の試みに失敗すると対象動物が絶滅することがあり、結果として使役家畜がプレイヤー人数を下回ると初期段階で激しい衝突になることがあります。この試みはダイス次第なので、場合によりますが。