三丁目の夕日‘64Alwaysを見る

三部作の最後です。
メインは、淳之介の独立と、六ちゃんの結婚です。
クレジットを見ると判りますが、本シリーズの主人公は一応、茶川先生です。第2作は、まさにその通りでしたが、本作では六ちゃんの結婚式に押されている感じです。
とは言え、淳之介を独立させるに至る苦悩は本シリーズの命題部分。独立する淳之介も、独立させる茶川先生も大きな決断です。
それと関連して、茶川先生を勘当したお父さん(米倉)が初登場。そのエピソードと、上記の決断とは大いに関連しています。この独立話しに絡んでくる担当編集者は、初登場の大森です。良い役者が次々に投入されるのは、人気シリーズの証でしょう。
六ちゃんの結婚相手が浅利ではなく森山なのは、前作からすると意外な展開でした。個人的には、それほど好きな役者ではないのですが、此処ではさすがに見栄えがします。
最後に新婚旅行で乗る新幹線がこだまなので、「そうか熱海だね」と時代を納得しました。
淳之介が独立してしまい、六ちゃんが結婚してしまうと、さすがにシリーズ続編はもうないかなと言う感じです。
あと今回初めて気付いたのですが、六ちゃんの後輩のケンジって、染谷なのですね。そのケンジに、一平が独立を持ち掛けるのには笑ってしまいます。