川又千秋です。本として読むのは初めて。
実際には、ＳＦマガジン臨時増刊「冒険の世界」に掲載された時にリアルタイムで読みました。グインサーガ外伝１「七人の魔導師」と同時掲載でした。
アフターホローコーストものの一種です。月世界に支配層が脱出して、そこから荒廃した地球の難民を奴隷化していると言う設定。非常に殺伐とした世界で、その世紀末の世界をさらに破壊しつくしていく救いのないストーリーです。
解説の大原まり子先生が、ＲＰＧ的と表現していますが、一理あります。思えば、ＲＰＧが繁栄している時期の作品でした。
