2019年上期の成果

  • ここはフランスだ!

キム・カンガーの初期佳作。

二人だけでプレイするCOINのような独特の世界です。

面白くなくはないのですが、理解しにくい作品で、独特の敷居の高さを持っています。

S&Tです。以前と違う時期をソロプレイして、本作の価値を考え直しました。異なる時期、それによって異なる戦術、ドクトリン。それを極めてシンプルに整理したゲームシステムは、実はクレバーなデザインなのではないかと思うようになりました。同じマップ、同じ基本システムでプレイするにも関わらず、別の作戦が必要な別の舞台を提供しています。一通りのシナリオを遊んでみて、インドパキスタン紛争について語る識者の一人になるのも良いかもしれません。

20年ぶりにソロプレイゲームをやって、新しい発見が得られるというのは、このホビーも不思議なものです。温故知新とは良く言ったものです。

  • ASLスターターキット

初めてスターターキットをプレイしましたが、なるほどASLの初心者向けシナリオ集ではなく、システム的にデグレードしてあるのですね。認識していませんでした。かなり思い切った企画ですが、プレイして面白いのが何と言っても良いです。

ダウンタウン

とうとう普通のシナリオをプレイしました。それが? という気もしますが、それが結構大変なことだというのが本作の醍醐味とも言えます。電子空戦時代の幕開け時期の爆撃作戦全体を省略することなく描いている佳作です。プレイアビリティは、ぎりぎりで保たれているかと思います。