ダウンウィズザキングをソロプレイする

なんだかんだ言っても、動かしてみないと見えないことが多々あるのでやってみました。

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1ターンの手順は、

官職フェイズ → 王室イベント → 各プレイヤーターン

となっています。

官職フェイズには、空席のポストを早い者勝ち立候補で埋め、前ターンから残っている政治課題の解決を試みます。

王室イベントは、いろいろあるのですが確率的に高いのは新たな政治課題の発生です(苦笑)。

各プレイヤーターンには、

ロイヤリティカウンター、オポチュニティカウンター、イベントカードを1枚ずつ補充し、その後で任意の2アクションを実行。その後に現国王に忠言(直訴)できます。

ロイヤリティカウンターは、ゲームに登場する各キャラクターに対応しており、これを引いたら1アクション使って対象キャラを雇えます。王族も似たような方法で雇いますが、膨大なイベントカードの中に一人につき一枚しかないものを引いてこなくてはなりません。通常キャラは、毎ターン、ほぼ1名増員できるのに対して王族は滅多に引いて来れません。

プレイしてみて思ったのですが、通常キャラを各プレイヤーが毎ターン1人ずつ雇っていくと、凄い勢いで中立キャラクターは減ります。ですから、昨日書いたほどには現国王打倒は大変ではないような気がしてきました。

その一方で、そういうことならば敵の敵は味方かと思っていましたが、そこまで協力する必要はありません。早い段階からプレイヤー間で仕掛けるのが有力な気がしてきました。

仕掛け方が豊富なのが本ゲームの特色です。

概して効果が大きそうなものは、仕掛けるために必要なリソースのハードルが高い気がします。暗殺と奸計で他プレイヤーのキャラクターを引き抜くのは、いかにも効きそうですがオポチュニティカウンターとイベントカードの両方を要求します。ですから、ゲーム後半戦のここぞという場面まで温存される気がします。

比較的軽いのが陰謀です。これは相手の手札を1枚引いて捨ててしまうものです。ところが、侮れないのが引いたカードが非合法カード(上述の暗殺、奸計、に加えて初期手札で配られ捨てられない国王誹謗など)だと、カード自体は返してやらねばならないのですが、犯罪者として告発できます。

告発されると聴聞に呼び出され、聴聞判定をします。告発した側は証拠カードを、された側はアリバイカードを応酬してダイス修整を決めて判定します。ただ、聴聞で潔白を証明できなくても、続いて裁判に進むことになり、そこでもう一回同様の手順を踏みます。ここでも負けると正式に有罪となり、追放、投獄、処刑と言ったことになります。

追放や投獄に対しては許しを乞うこともできますし、他のプレイヤーの犯罪者も恩恵を受けてしまいますが恩赦を出すこともできます。ですので、そう簡単には息の根は止められません。

いずれにせよ自分の息がかかったものを玉座に送り込まねば勝利できない訳ですが、そのためにはやはり王族をいかにして取り込むかです。イベントカードをアクションでも追加購入するのが簡単です。

が、他のプレイヤーに王族を独占されそうになったら、やはり引き抜くことも考えねばなりません。暗殺しても自分のものにはならないので、できることは二つ、奸計で引き抜くか、色仕掛けで誘惑するかです。

奸計で引き抜くのは前述したようにリソースのハードルが高いです。しかし、条件を満たせば自動的に成立してしまいます。すると、防衛する側としては相手の手札を引いて隠し持っている奸計カードを引いて告発するくらいしか思い当たりません。

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誘惑は、男性のRCに対して女性の通常キャラクターで仕掛けます。女性キャラクターの誘惑値で判定しますので、先ず色気のある女性キャラクターを雇うのが重要です。防御側としては、そもそも女王を立ててしまえば同性愛禁止の世界なので大丈夫(笑)。それは冗談として、誘惑は情報屋カード(または、奸計カード)でキャンセルできます。つまり、「国王様、あの女は誰某の送り込んできた女狐にございます」と密告すれば良いのですね。そういう意味では、誘惑はキャンセルされやすいのです。ただ、誘惑カードは非合法カードではないので、告発されるリスクなしに準備して置けるという利点があります。