WOWOWです。アカデミー賞特集。主演男優賞、メイクアップ賞。
初めて見ましたが、チェンバレンの退陣から始まって、ダンケルク後のイタリア調停によるドイツとの和平交渉を拒否する所までなのですね。
ですので、バトルオブブリテンが含まれないのが、BOBゲーマーとしては非常に残念です。BOB後の有名なチャーチルの演説はありません。
BOBゲーマーとして気になった所として、チャーチルがフランス戦の戦況を現場に聞きに行く所で、空軍の責任者と思しき人物が「制空権はドイツにあります」と報告し、フランスへの戦闘機追加支援をやめるよう進言する部分です。内容からしてダウディングに他ならないのですが、「戦闘機」ではダウディングは問題点の本質を会議室でプレゼンしたように書かれていたので、そこはちょっと違っていました。いずれにせよ、特に陸軍を中心に負け戦さの諦念が蔓延している感じは良く出ていました。
本作の醍醐味は政治闘争にあり、宥和政策のチェンバレンとハリファックスを相手に戦い続けるチャーチルの姿が見どころでした。主演俳優賞とメイクアップ賞からも分かる通り、チャーチルを映像化したことに力点があるのだなと思ってみました。