ナポレオンとカール大公:アスペルン・エスリングをソロプレイする

ルール本体はアーベンスバーグを流用することにしたので、早々に先ず並べてみることにしました。

実はゲーム開始時には盤上に誰もいません。

オーストリア軍が最初に東端から進入してきます。西端を流れるダニューブ川を渡って来るフランス軍を水際撃破するべく渡河点へと蝟集します。

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実は、コマンドコントロールの制限があって、この行軍だけでも結構たいへんです。オーストリア軍は複数の進入へクスから入ってきますが、その全てをカバーするほどカール大公の指揮範囲は広くありません。

結果として、軍団司令官や師団司令官が自分で指揮チェックをします。しかし、フランスと比べ指揮官の能力が見劣りするオーストリア軍では頻繁に失敗します。

アウトオブコマンドになると移動力が半減になります。さらに本ゲームでは味方とスタックするのに追加1移動力ということもあり、長縦列になりやすいのですが、師団長の指揮範囲が1とか2なので、それも都合が悪いのです。

と言う訳で、烏合の衆がわらわらと戦場に参集する様子は、(シミュレーションとして正しいかも知れませんが)ゲームとしてはエキサイティングでない部分に労力ばかり掛かっている気がしないでも。

これで夕方までに渡河点に達して、正に戦力の逐次投入の形で頻繁に壊れるポントゥーン橋を渡ってくるフランス軍を叩くというシチュエーションです。

うーむ。状況が特殊に過ぎて、競技ゲームとしてはどうなのかなという気がします。

これでしたら、アーベンスバーグの方が対戦ウォーゲームらしい気がしますね。