おカネの切れ目が恋のはじまりを見る

 三浦春馬の遺作と言うことで、各所で彼の演技に注目した評が載っています。

ちなみに、昨日、第3話を見た所です(大幅にリアルタイムとズレています)。

中堅玩具メーカーの営業である猿渡(三浦)は、浪費が激しく、初の海外出張で700万円以上もカード請求が来て、社長である父親から経理部に左遷されました。

その経理部で猿渡にお金の教育をするよう特命を受けたのが、経理部のアラサー女子、九鬼(松岡茉優)です。

父親に買い与えられていたマンションを追いだされた猿渡は、民宿をやっていると聞いていた九鬼の実家に転がり込みます。

と言う、ちょっと在り得ない設定のオリジナルドラマです。

脚本は、「1リットルの涙」の大島里美。当初予定は8回でしたが、三浦の急死を受けて4回に編成し直しての放送決定。

清貧を理想とする松岡の倹約女子ぶりも、猿渡の浪費ぶりも、どっちも世間からズレている感じですが、それぞれイヤらしくなく魅力的に演じていて、二人ともスゴイ。

脇役陣も魅力的で、訳あって出張費の一部をポケットに入れている板垣(北村匠海)、松岡がお金の師匠と溺愛する早乙女(三浦翔平)、その有能な秘書で松岡を潜在的な恋敵と警戒する瑠璃(大友花恋)、ちょっと浪費のセンスが猿渡に通じる松岡の母サチ(南果歩)、猿渡の浪費に見切りをつけた元彼女のまりあ(星蘭ひとみ)などなど。

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お金に対する向き合い方は全然ちがうけれども、人に対して真摯に向き合う所は意外と共通している九鬼と猿渡のじれキュンの予定だったかと思いますが、4話に縮小したので次回最終回で急転直下、どういう結末になるのか。

とっても気になって、夜も眠れません(笑)。