峰不二子の嘘を見る

三部作の最後まで来ました。

この三部作は、それぞれに登場するスーパーヴィランが軸になっています。

知的な暗殺者、ヤエル奥崎。

圧倒的な凶暴さ、ホーク。

砂塵の呪い使い、ビンカム。

で、悪役の魅力が最初が一番立っていたので、第一作が一番面白かったなと思います。

ビンカムは、ブードゥー教系列の妖怪のような出で立ち。掌の上の砂を相手に吹きかけて相手の心を操ります。単純戦闘力も高く、バイクの運転シーンでは運転能力も只物でない所を見せます。

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ただ、呪い使い‥というのは、ルパンや次元との戦いでは今一つ噛み合わない感じがしました。別にビンカムが悪い訳ではないのですが、名勝負を演じるためには、それぞれが一流であるだけではダメで、噛み合わないといけないのです。

プロレスを見ていても思いますね。一流レスラー同士の凡戦と言うのを時に見掛けます。昔のレスナー対ゴールドバーグとか、歴史に残る凡戦でした。

話しが逸れましたが、上の画像を見ると誰かに似ている気が。そうそう、この人です。若い読者の人に判らないといけないので書いておきますが、最初のTVシリーズに登場したパイカルです。

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三部作の最後と言うことで、全体の謎解きが一部されます。

今回のターゲットであるコドフリー・マイニングは、巨額の利益を暗殺者製造工場に注ぎ込んでいて、一連のスーパーヴィランはその作品だったことが判ります。

しかし、最後にコドフリー社長を問い詰めようとすると、社長は奥崎に狙撃されて死んでしまいます。コドフリーも道具の一つでしかなく、一連の事件にはもっと大きな黒幕がいることを示してシリーズは終わります。

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前作で悟りを開いた五エ門は再びお休みです。前作でしゃべりすぎたからでしょうか(苦笑)