コニー・ウィリスの最新作です。
2018年師走刊行。一年以上も寝かせてしまいました。今回の入院で一挙に読破。
新書二段組みで705ページのヘヴィー級。
かなり迷いましたが、「×」としました。
もともと☆、○、×の評価は、自分が後に再読する時の指標として付けているものです。×は、再読しなくても良いのではないかと言う未来の自分へのメッセージです。
つまらなくはありません。
ただ、兎にも角にも主人公のブリディの頭の悪さが耐えられません。状況認識が完全に間違っています。その結果、行動の意思決定が悉く間違っています。そして、事態を悪化させて、次々に事件をこじらせていきます。
まぁ、そうでないとストーリーが展開しないので、設定上やむをえない愚かさなのですが‥。
とは言え、この愚か者のヒロインの一人称で事件全体を再び700ページも読めるかと言えば、正直に言ってあまりにストレスが大きすぎて持ちこたえられないと判断しました。