山田正紀です。
本書は、懐かしい奇想天外に短期集中連載になりました。初回が掲載された頃、筆者は高校生でした。ちょうど山田正紀にはまっていたので、杉田の浜書房で立ち読みで読んだ記憶があります。
ほぼほぼ青春小説と言って良いでしょう。
新興の海上都市アフロディーテの黎明期に18才だった主人公が、最後は廃墟化したアフロディーテの爆破予定日にアフロディーテに乗り込むエピソードで終ります。
マイケル・コニイの「ハローサマーグッドバイ」と並ぶ青春系SFの傑作です。
40年ぶりくらいに読みましたが、往時の魅力は色褪せていませんでした。