リアルタイムでは12月26日です。
最終回まで来ました。
経済人ということで、どのくらい盛り上がるか不安を感じさせる出発でしたが、予想以上に盛り上がって終わったと思います。
1:明治維新を幕府側から見たドラマとして貴重(八重の桜に続いて)
2:ダメ将軍と言うイメージの強い徳川慶喜の再評価に成功した
3:経済人のイメージしかない渋沢栄一の他の面(幕末志士、平和運動家)を描き出すのに成功してドラマの厚みを増した
最近放映されている新十郎探偵帖もそうですが、幕府側の面々から見て明治維新というのがいかに問題の多い改革だったかを捉えているのは貴重だと思います。特に新選組以外の幕府側のメンバーは、あまりスポットが当らないので、非常に興味深く見ることができました。
また開国日本のパリ万博参加の場面が丁寧に描かれたのも「獅子の時代」以来ではないかと思います。向こうにいる間に鳥羽伏見の戦いとかが起こってしまって、非常に気の毒な感じはしました。
孫の敬三の奥さんが最終回で登場しますが奇麗。今泉マヤさんだそうです。ドーモNHKのレギュラーなのだそうです。認識していませんでした。
朝倉あきは最終回まで登場しました。大隈が最後まで死なないからですね。
大島優子の老けメイクは良く出来ていました。きっとこんな風に齢を取るのだろうなと思いました。それが素敵に見えるのは財産です。
最後の方は、子供、孫、曾孫とあれよあれよと人数が増えていき、誰が誰やらわからなくなってしまったので、昭和編はもう1回くらいあっても良かった気がします。コロナとオリンピックで放送回数が圧縮されて苦しいのは良く判るのですが。