〇最後の戦闘航海を読む

航空宇宙軍史も第一次動乱後のもろもろ後始末に入りました。

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掃海艇CCR-42の話です。

もともとはガニメデ船ですが、動乱後に航空宇宙軍に接収されました。

そして、衛星ヒマリアの秘密基地のデータ回収任務に赴きます。

航空宇宙軍の任務で向かうのですが、航空宇宙軍が敷設した機雷のタイプ情報すら開示しないので、陽動運動した後でショットガン型に破片を集中射撃するような高度に進化した機雷に遭遇して往生したりします。

年代順に読んできたので次は「戒厳令エリヌス」なのですが、話しの繋がりから「戦闘員ヴォルテ」にワープする予定です。

以下、人物整理ですが、読めばネタバレしてしまいますので、ご注意ください。

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田沢艇長

CCR-42の艇長。終戦後、人員も資材も不足する中でかつての敵の指揮下で掃海任務を続けている。

ロックウッド少佐

航空宇宙軍、外宇宙探査担当。

今回の秘密任務の依頼者。

ズォン博士

任務対象基地に在籍したことがあるため、本任務の水先案内人として参加させられている。田沢とは動乱以前に同じ研究機関に勤務していたことがある。

ハチェット

CCR-42の掃海長。

ダクワ

CCR-42の先任士官。

ミンスキイ中佐

元ガニメデ軍士官。ツポウ機関によって逃亡生活を送っている。トゥアン少尉の死をきっかけに、逃亡生活に意義を見出せなくなり、ガニメデ軍の責任者は責任を取るべきだと考え始める。

ヒマリアで行われていた戦争犯罪を秘匿しようとする機関の意図を嫌悪し、そこで行われていたことを調べようとする。

トゥアン少尉

ミンスキイ中佐の逃亡生活を支援していたツポウ機関の若手士官。残念ながら警務隊に確認され戦死(?)した。

佐々木軍曹

ミンスキイ中佐とツポウ機関の連絡員。カミンスキイ中佐の意見に感じる所がある。

ハスベル夫人

ヒマリアの研究機関に医療機関に勤めていた息子を徴発された。カミンスキイ中佐の面談を受けて、断片的ではあるが情報を提供する。

ノヴァク医師

ハスベル中尉の先輩。ハスベルがヒマリア転属になる直前に同じ部隊に所属していた。

ツポウ提督

ガニメデ宇宙軍の責任者の一人。終戦後は組織を編成してガニメデ士官の逃亡を支援している。その実、ヒマリアの秘密研究所で実施されていた非人道的実験をなんとしても秘匿し切ろうとしている。

作業体K

ヒマリアで研究されていた知能のある被験体。航空宇宙軍の捕虜複数と機械部品のハイブリッドサイボーグ。