襲撃艦ヴァルキリーを読む

仮装巡洋艦バシリスク」再開です。

哨戒艇グルカ107に搭乗して二度目のプロクシマ訪問直前のジェローム・ダツ中佐は、航路上に未確認の大型艦を確認しコールドスリープ中の他の乗員の覚醒を指示します。

しかし指示が完了するよりも前に先導艦が撃破され、プロクシマ艦隊司令官カミンスキイ中将から「非合法組織ヴァルハラが襲撃艦ヴァルキリーをもって脅迫してきた」旨の暗号信が入ります。

隊司令部は政治犯釈放の要求を吞むことにしたのですが、ヴァルキリーはそんなことは無視して攻撃を実施します。

ヴァルキリーの戦略的判断としては、プロクシマ宙域で自身の武力優位が崩れることは認められないと判断したのではないか‥とダツは推測しますが。ヴァルキリーは説明したりはしません。

 

そのほかの登場人物

ロドリゲス少佐:グルカの通信員

ヘレン:グルカの航法システム(AI)