WOWOWです。
クルーゾー監督特集の最後、第5作目。録画視聴として3本目です。
正直に言ってしまいますが、つまらなかったです。
主人公の女ジョゼのマゾ願望が発現しそうになる心理劇なのですが、「密告」や「悪魔のような女」のような洗練された心理劇には大幅に見劣りしました。
端的に言えば出来の悪いAVのドラマ部分を延々と引き伸ばして2時間見せられているみたいな感じでした。
クルーゾー監督としては唯一のカラー作品で最後の作品だそうです。モダンアートの芸術家とプロモーターが主要人物なので、いろいろと面白そうな現代アートが出てきて、どちらかと言うとそちらの方が見ていて興味を惹きました。
ジョゼ役のエリザベス・ウィーナーはシンガーソングライターなのだそうですが、確かにちょっと色っぽくて妖しい感じはあります。
ちなみに検索していくと「囚人」という邦題もあるようで、こちらの方が一般的なのかも知れません。