WOWOWです。
初回放映の最後を見たら面白そうだったので、2回目を録画視聴しました。
アロノフスキー監督特集だそうです。「ブラックスワン」の人だとしか知りません。
ノアの箱舟の話しは非常に有名なわけですが、こうやって改めてちゃんと見ると、非常に重い話しだと思いました。
なぜ神は自分の似姿として作った人間を滅ぼしてしまうのでしょう。
その命を受けたノアは、箱舟に自分の家族だけを乗せ、助けを求める他の多くの人々を完全に見捨てて行きます。これで良かったのでしょうか?
長男のセムには養女のイラという妻がいますが、次男のハムには妻となるような女性を見つけられない運命を強要することになり、これはハムの反発を生みます。まぁ、当然でしょう。カインの末裔であるトバル王が出てきて戦うことになります。
かくて、箱舟もまた人同士の争いから完全に無縁とはなれないことを暗示します。
特撮はかなり頑張っていて、泥の巨人は「指輪物語」のエントみたいです。
でも、まぁ一回見れば良いかなという感じでした。