同人時代末期のGJのゲームは、力作が多く、しかも再版もされないので非常に貴重なものと思います。ミントのままでオークションに出そうかとも思いましたが、出す前にナポレオニックだし、13年なので、一度プレイしてみることにしました。プレイするとミントでなくなってしまうのは致し方ありません。KOSさんには反対されましたが、「ゲームはプレイするためにある」のだと小生は思っております。
にしても、本誌からプルアウトした時点で切る前に画像スキャンくらいはするべきでしたが、早くプレイしたかったので切ってしまいました。まぁ、過ぎたことは悔やみますまい。
ゲーム内容的には、AHのハンニバルを使って1813年のナポレオン戦争をやるという企画で言い尽くしています。
なので、「ハンニバル」経験者ならルールは特に問題なく掌握されます。ただ、地中海と言う巨大な障害物を囲む円弧上で一次元に戦うハンニバル戦役と違って、欧州は二次元の戦場なのでそこはかなり違います。ただし、開始時にオーストリアが中立で進入禁止なので、自在に走りまわれなくしてあるのは難易度を下げてくれていて良いアイデアと思いました。
状況としては12年暮れのボロディノで負けて孤立しているナポレオン軍が西へ退く場面から始まります。スペインではウェリントンとパルチザンが活躍しています。
プロイセンとオーストリアは中立で、連合軍は調略ポイントを蓄積して国家戦意を挙げて参戦させなければなりません。
と言うくらい説明しておけば、ハンニバル経験者ならもう対戦できると思います。
プレイしてみましたが、カードドリヴンの常ですが、カードの細かい運用のQが発生してくるのは否めません。
某所で質問しましたが、
1:ライン連邦とは、紫色で地名が書かれているエリア
2:中立国は、オーストリアは進入禁止。プロイセンには入れますが支配できません。
3:中立国が参戦した時点で、当該エリアは連合国支配になるものと推定します。