朝日新聞の速報によると、最終局は名人にこれと言った敗着がないのに勝っており、本当に強い名局だったとの世評です。
棋譜を並べていないので内容コメントはしませんが、この2年間、明らかに第一人者と呼ばれる存在になったと思います。応氏杯優勝はフロックではなく、いずれまた世界棋戦で勝つことでしょう。
棋聖は獲得人数が少ないので、棋聖名人は名人本因坊より少なくて4人目だそうです。過去の三人は、趙、小林、そして井山です。生涯グランドスラマーである張9段や同じ平成四天王である高尾9段は、名人本因坊でしたが、棋聖名人にはなっていません。
負けた名人ですが、まだ24才と若く、いずれ捲土重来を期して名人戦の舞台に再登場することでしょう。二人の天下争いはまだまだ続くものと楽しみにしております。