昭和プロレスでよく聞いたキャッチフレーズ、「まだ見ぬ強豪」。
当時は日本はプロレス辺境国で、(主として)アメリカの強豪を自在には招聘できませんでした。なので、プロレス情報誌でのみ伝え聞く強豪に早く来日してほしいものだというファンの切なる願いが籠っていました。
実現してみたら、「なんじゃ、こりゃあ!」というのも少なからず居た訳ですが、その筆頭格。
オーストラリアのIWAヘビー級王座。このタイトル戦線では、カール・ゴッチや、ゴリラ・モンスーンと言った強豪を破ったこともあるというのですから、期待値の高さは想像に余りあります。ところが、来日してみたらサッパリだったと言うので期待外れの代名詞になってしまったと言うのですから、プロレスラーは自分の目でファイトを見るまでは分かりません。