懐かしの昭和プロレス:まだ見ぬ強豪:トニーアトラス

 食わせ者の一人。
 新日本の最後のMSGリーグ戦に来日したのだそうですが、まったく記憶にありません。どうやら開幕戦で偵察要員の木村健吾とやって、そこはさすがに勝ったそうなのですが、ノーTVだったそうです。

 アトラスだけでなく、そんなアトラスに負けた木村にもブーイングが浴びせられたという大凡戦だったとネットには伝わります。
 そんな状態だったのでリーグ戦が白熱する後半戦にテレビの尺をもらえるはずもなく、テレビに映らなかったまだ見ぬ強豪のようです。
 来るまでは、まだ見ぬ強豪ランキングの5-7位くらいにいて、黒人初のNWAチャンピオン候補とも言われていたのですから、昭和の外人プロレスラーがいかに水物だったことか。
 ただ、WWFではそれなりに活躍して、後年はマーク・ヘンリーのマネージャーとしてテレビに映ることとなり、アメリカでの評価は別物なのだと思いました。