TRUE COLLORS を見る

 NHK-BSです。
 主演、倉科カナ

 倉科はNHKでは非常に重宝されていて、当りの朝ドラ・ヒロインの一人と思います。「正直不動産」ではシリアスをやりましたが、「トクサツガガガ」や、「事件はその周りで起きている」ではコメディでも魅力を発揮しており、幅広い役をこなせる良い中堅女優になりました。
 不思議なのは、これだけ活躍していながら朝ドラに再出演していません。松下奈緒が克子姉ちゃんをやったり、宮崎あおいがはつ姉ちゃんをやったりしているのを考えれば、倉科の活躍ぶりで再登場がないのは少し意外です。意外と言えば、大河にお呼びが掛からないのも。こう書いていて気づいたのですが、実は松下奈緒も女優としては大河に出たことがありません。ピアニストとしては出ていますが。
 長年、大河に呼ばれなかった国仲ちゃんが昨年の「光る君へ」でついに登場した例ができたので、二人ともこれから出番はあるかも知れませんが。
 閑話休題
 今回の倉科は主演で新進気鋭のカメラマン。雑誌のキャッチでは、色彩のディーバと呼ばれる繊細な色に対する感度に定評のある芸術家肌です。
 この倉科を見出した雑誌編集長に滝藤賢一。倉科は滝藤の愛人としてのし上がったという設定です。ミラノコレクションの大御所の仕事を取ったので、次はフランスの大手香水メーカーのメイングラフィックイメージの撮影の仕事が入ったという順風満帆なのですが、眼に違和感を覚えて掛かり付け眼科医に行ったところ精密検査を勧められます。大学病院の優秀な眼科医として克子姉ちゃんの旦那の要潤が登場して、国指定の難病、錐体ジストロフィーと診断されます。症例が少なすぎる病気で今後の進行すら予想できないと言われてしまいます。
 と言う所までで初回は終劇。

 滝藤と倉科のベッドシーンがあって、今回はめっきり大人の女を演じていますが、こういうのは珍しいですね。そもそもラヴストーリーを見たことがありません。朝ドラでは結婚したはずなのですが、ちゃんと見なかったもので‥。