フォーサイスの傑作、「ジャッカルの日」のインスパイアードドラマシリーズ。
全10回だそうです。WOWOW。
初回は人物紹介なのは、止むを得ません。
冒頭、ジャッカルは念入りな特殊メイクでビルの清掃業者に変装して出版社に潜入します。ここの新社長がエリアス・フェストで、次期大統領最有力のマンフレート・フェストの息子です。
ビル内に潜入して暗殺の最終準備をしていたら、通りすがりの社員がドアを開けて入ってきて、止む無く拳銃で撃つという荒事に出てしまいます。
このビルの警備担当者が、なかなかデキる男で、サイレンサー付きの拳銃の発射音を聞きつけて警察に通報。発砲音のした廊下を確かめに来ます。
ジャッカルはターゲットが女性スタッフと会議室で打ち合わせているのを既に確認しており、止むを得ずスマートでない方法で会議室へ押し入ってフェスト社長を殺しに掛かります。フェストは勝手知ったる自分のビルで、階段室へと逃げ込んで階段を下へ下へ。
ジャッカルは、螺旋階段の上から時折射界を横切るフェストを狙い打って、太腿を撃ち抜きます。
ここで止めを刺しには行かず、窓から地下に白煙筒を投げ込んでおいて、繰り出し式のワイヤーロープで壁を一気に下って煙幕うずまく地下駐車場へ。
翌日、息子を見舞いに病院へやってくるマンフレートを狙撃するべく病院を臨む高層ビルの一室で狙撃用ライフルを組み立てるジャッカル。

マンフレートの護衛チームも玄人なので、病院の前に付けて周囲を確認してから、「10秒でマンフレートさんを中に入れるぞ」と段取り確認して万難を排して病院へ。
しかし、マンフレートの進入コースの直線上に狙撃ポイントを確保しているジャッカルにとっては、引金を引くだけの仕事で、見事に後頭部を撃ち抜きました。
再び狙撃ライフルを丁寧に分解して、部屋のベッドの下に時限爆弾を仕掛けて地下駐車場へ。 駐車場で車に乗って脱出し、走りこんでくる警察車両と悠然とすれ違う。部屋へ突入した特殊チームは爆薬を発見したが、その瞬間に爆発してしまい吹き飛ばされる。

別のビルの駐車場へ入って車を入れ替え、乗ってきた車には爆薬を仕掛けて爆破してしまう。
MI6の捜査チームの会議に呼ばれなかった銃火器の専門家のビアンカは、初動捜査情報で、狙撃距離が3815m(エピソードタイトル)だと聞いて首を突っ込むことにします。記録されている成功した狙撃の最長距離は3540m、これを8%も上回る距離での狙撃は、普通のライフルではありえず、そんな銃を作れるガンスミスは彼女の知る限り一人だけなのです。
彼女は娘の三者面談をすっぽかしてアイルランドへ。アイルランドにいる件のガンスミスの兄の嫁は、彼女がIRA捜査をしていた頃の協力者だと言うのです。しかし、彼女は兄弟で連絡を取り合ったりしていないと冷たく回答します。今日中に電話することと言い残してロンドンへ帰りますが電話はかかってきませんでした。ビアンカは、彼女の娘がロンドンの大学に通っているのを知っており、彼女が人種差別反対運動のデモに参加しているのを理由に別部署に逮捕させます。脅迫です。
ところが、その娘が留置所で容体急変して呼吸停止してしまい、ビアンカは慌てて駆け付けますが心停止。こんな別件逮捕事案で被疑者に死なれては始末書ものです‥という所で終劇。
原作の持つ、「プロ対プロ」の鮮烈なチェスゲームテイストをうまく生かして滑り出したように思います。
そうか、狙撃って、3km以上先でもできるのですね。SLは1ヘクス40mですから、75ヘクス先です。うーむ、すごい‥。