「ニックはもっと多かったに違いない‥」と言うのを検証してみました。
AWA World Heavyweight Championship Matches:
1983年。
ニックの末期になります。
83試合。反則負けが16試合ですから20%。テリーの10%に比べて有意に多いと言えます。
リック・マーテルに4回負けているのは、この時期には次期チャンピオンとして箔を付けようとしていたのでしょう。
ワフーに3回も負けているのは、ワフーが負けブックを呑まない選手だったのかしら。ジェリー・ローラーにも3回負けていて、回り回ってこの人もAWA王者になるのですが、当時からAWA本部は気を使う相手だったのですかね。
アンドレとか鶴田もいます。意外なのはテリーの所でも出てきたチャボ・ゲレロがいて、両団体のチャンピオンに小兵ながら勝っているのは特筆に値します。
変な所では、デビッド・シュルツがいます。あんまり負けてやる理由を思い浮かばないのですが。
後は若かりし日のホーガン。
実力者であるブランゼルがいるのは妥当でしょう。
マッドドッグ・バションがいるのは少し意外。
逆にいなくて意外なのは、スローター、パテラ、ビル・ロビンソンあたりでしょうか。スローターはブレイク前で止む無しすが、ロビンソンは冷遇しすぎじゃないかと。シュルツがいるのにロビンソンがいないのは不当な感じ。AWA圏で重宝された人としては、ラシクとか、プリティーボーイ・ヘニングあたりも居ても良いのになというのは個人的な趣味か。