インペリウムローマニューム2で、四皇帝の年をやってみようかという根回しをしています。
皇帝を自称する人が四人相次いで登場したという混沌の一年です。紀元69年。
この年の年初にネロに対抗して皇帝を僭称したガルバによって、ゲルマニア軍団の指揮官に任命された人です。任命された理由が「適度に無能だから」とウィキペディアに書いてあるほどですから、優秀という言葉とは縁遠い人だったと思われます。
ただ、生まれが高貴で「お大臣様」だったらしく、気前が良かったので部下には人気があったと言いますから、世の中、なにが幸いするかは解りません。シブチンで不人気だったガルバと好対照に、対抗馬として部下に推されて皇帝を僭称します。
そして、ローマへと進軍し、ガルバに代わって皇帝となっていたオト(彼については明日述べます)をクレモナの戦いで破って一応皇帝らしくなります。
しかし、フラヴィウスの同盟者であるマルクス・プリムスにベドリアクムの戦いで敗れて処刑されて舞台から消えました。