べらぼう:第17回:乱れ咲き往来の桜を見る

 ひき続き見ました。一週間で3回目。
 いよいよ耕書堂で青本を発売し、ここでしか買えないとあって、わざわざ吉原まで買いに来る愛書家が行列するようになりました。

 その状況を見た市中の本屋連は気が気ではなく、鶴屋は蔦重が使っている彫師の四五六に、耕書堂の仕事を受けるなと脅迫する非常手段に訴えます。

 さて、田沼は武元と方針を決めた通り、次の西の丸を目指すものを探しますが、なんと一番あやしい一橋治済は西の丸になどなったら市中を散歩もできなくなると断固拒否の構え。原田泰造が田沼の所に、御三家には養子に出せる男子が一人もいないという報告を持ってきます。子沢山の一橋の状況を見て頭を抱える田沼。
 一橋は上様にもう少し頑張ってもらえばよいのではと箸にも棒にもかかりません。と言うことでそちらはそちらで高岳が、上様が忘れられない亡くなった大御台にそっくりな遠縁の女を連れてきて将軍に紹介します。家治もその姿を見てまんざらでもない様子。

 さて、彫師を押えられた蔦重が目を付けたのが往来ものです。実用書、教科書の類です。いわゆる定番本で、同じ版木で何度も重版を重ねられるので、彫師がいなくても細く長く商売できるという目算です。
 さらに、従来の往来ものの物足りない所を、各界の先生方に聞いて、先生方に直し監修を依頼します。依頼されて監修した方は、自分の本として地元で売り込んでくれますし、既存の本との差別化にもなります。

 この往来ものの実物を見て、四五六に乗り込んだ鶴屋ですが、蔦重が毎年100両を仕事がなくても出すと約束してくれたから市中からの注文はなくなってもいいと答えます。
 蔦重の往来ものを買うのは田舎者だけと強がる市中本屋もいますが、鶴屋はどうも事態が上手くない方向に進みだしたのを感じ取り、ひとまず守りを固めて執筆者や印刷筋を蔦重に抜かれないようにと指示を徹底します。
 さて、ところ変わって田沼の本領である相良藩
 相良城の普請が終わってお国入りです。
 川沿いに蝋の原料となるハゼの森を植え、それを運び出すための橋をかけ、港を整備しました。これによって相良藩は潤い、年貢を上げずとも城の普請を賄うことができたというのです。これ全て、今は亡き源内の知恵。原田泰造が源内先生にも見せて差し上げたかったと言います。