べらぼう:第18回:歌麿よ、見徳は一炊夢を見る

 先週がんばって2週分詰めたので、また離されないように着々と見るべく努力中。
 行方不明になって久しい唐丸の再登場です! 前回の最後に、新進の絵師の画風を見て、これは唐丸ではという疑問を持った蔦重。
 さて、冒頭は来年の新年に向けて青本の新作を大量発行しようと、10作書いてくださいとまあさんに打診する処からです。

 そんなの一人じゃ無理だよと最初は言うのですが、吉原に連泊接待すると言われたら「10作、書いて見せます」という喜三二先生。
 早速、松葉屋に缶詰めになって松の井の接待でいそいそと書き始めます。

 蔦重は新進画家の豊章が博打好きだと聞いて賭場を回って見付けますが、唐丸とは似ても似つかない五十絡みのおじさんです。
 がっかりして帰りますが、店で次郎兵衛が二人羽織を練習しているのを見て、裏で絵を描いている男が別にいるのではと思いつきます。
北川豊章が、長屋に入っていくと下請けの若者が彼の代わりに絵を描いています。

 豊章が出て行くと、すかさず蔦重が入ってきます。しかし、若者は蔦重など知らないと強硬に言い張ります。

 長屋で聞いて、若者が夜鷹のように客を取っていることを聞きます。
 吉原に帰った蔦重は、いねに、体を売る仕事を好きでしている者などいるだろうかと尋ねると、いねはいないとは言い切れないが、実際にいた娘では自分を罰したいと思ってやっているのはいたね‥と教えます。

 さて、缶詰で書いている喜三二先生ですが調子が出ないそうです。それも手で握る筆の調子ではなく、股間の筆の調子が出ないとか。医者に見せますが、病じゃないからしばらく休めば良くなるわねと豪快に断定して睡眠薬を処方して帰ります。
 睡眠薬を飲んで松の井とぐっすりの喜三二先生。
 夢から覚めた喜三二は、自分の筆がビンビンに屹立しているのを見て狂喜します。しかし、男根はさらに巨大化していき大おろちになって店の中を暴れ出します。
 医者がやってきて、「あんたの妄執と男根が一体になって化け物に!」と。
 松葉屋が戸を開けて入って来て、「いね、頼むよ」と声を掛けると、ダンビラをひっさげた水野美紀がするりと入って来て、「この仕事は殿方には難しかろうから、私がやるよ」と上段に振りかぶってエイヤーと一振り、見事に大蛇を切り捨てました。

 松の井は、男根を切り捨てられそうになってびびる喜三二先生に、

 と、元気づけます。
喜三二先生そこではっと目が覚めて、自分の筆が無事であることを確かめて一安心。「夢から覚めても、また夢とはこりゃ驚いた」と、これをネタに早速もう一冊書き始めました。

 一方、いねの助言を聞いて再び唐丸の所へ行った蔦重は、唐丸の身の上話しを聞かされます。実の母親に体を売って稼ぐように強いられたことを、とつとつと語ります。

 その後、妖怪画の始祖である鳥山石燕に絵を教えてもらった話しもします。

 しかし、大火の時に崩れた長屋の下敷きになった母親を見捨てて逃げ、蔦重に拾われたところまで来て、蔦重も視聴者も話しが繋がります。

 しかし、蔦重の所に母のイロだった男がやって来ていられなくなったと思い、男を用水路に叩き込んで逃げたことも。

 蔦重は重い話しを聞かされて、自分には唐丸を助けるなどと安易に言うことはできないと悟りますが、

 と言い、

 とは言え、唐丸には人別がないので、親父様に頼んで正式に唐丸を養子にしてやって欲しいと頼みます。
 それに対して黙ってふじ(飯島直子)が昔育てていたが出奔してしまった子の人別を差し出します。この子になり変われというのです。

 そこへ、今まで唐丸に仕事を世話していた豊章(加藤虎之介)がやってきて、この子を引き渡すんなら俺に仕事をくれと言い出します。青本なら書けるというのです。

 加藤虎之介を久しぶりに見ました「ちりとてちん」の徒然亭四三です。びっくりですね。
 閑話休題

 唐丸の画号です。最初の候補は歌丸でしたが、麿にしたらお公家様みたいで、どこかのお公家様のご落胤っていう噂が立つかも‥だそうです。
 と言うことで歌麿の名で耕書堂の仕事を引き受ける運びとなった所で今回の大団円。
 場面変わって幕閣に

 という緊急事態が告げられて終劇です。

 最後にもうワンカット。蔦重が須原屋さんに立ち寄ったら、こんな情報が入ってきました。吉原目線の本作では市中の本屋はずっと敵なのですが、店仕舞いして退場してしまうとなると、寂しいものですね。