WOWOWです。
今回も非常に複雑な構造物です。
見せかけは、ツチノコ四代目を掛けて、いつもの3人がモナコで1週間のタイムリミットで稼ぎを競う所から始まります。
そのレースを決める目玉商品として、踊るヴィーナスを狙うダー子が、その像を隠し持つロドリゲス(城田優)の所へ在マルタ日本大使館付き女性武官として訪問します。

ところが、ロドリゲス邸には、すでにインターポールのヘテロクロミアの捜査官、マルセル真梨邑が来ています。この真梨邑を出し抜いて、いかに踊るヴィーナスを奪うかというのが表向きのコンゲーム。ややこしいことに、同じ獲物を狙ってボクちゃんが美術商としてロドリゲス邸を訪問して、ロドリゲスの若妻、麗奈と同郷だと取り入ってきます。

ところが、この麗奈を誘拐する荒事に打って出る別の組織が登場。その黒幕はなんとリチャードだという。
真梨邑の所に日本から三人を追ってきた丹波警視が登場、丹波に三人がマルタにいるという情報を流したのはお馴染みの赤星さんという‥。
踊るヴィーナスにGPSを仕込んでおいて、いったん奪ってからロドリゲスに戻し、ロドリゲスが秘密の倉庫に隠すのを待って倉庫ごとゴッソリという大技なのですが、今回、ダー子ちゃんはインターポールの真梨邑に一杯食います。しかし、それすらも想定内で、真梨邑からごっそり何もかも横取りしてしまいます。
かくて、ダー子は、いったいいつから子猫たちを大量にマルタで仕込んでいたのかという謎解き編に入るわけですが、謎解き編が長い長い。ぼくちゃん視点での振り返りから、リチャード視点、ダー子さん視点と進んでいき、真梨邑視点で三人を出し抜いたかと思えば、その真梨邑がまた一杯食う所まで。
シリーズ作品の常で、常に前作を上回る仕掛けを用意しようという必死の努力が実を結んだ傑作と思いました。
最期に気が利いているのは、真梨邑が偽物でありながら、同名の本物のインターポール捜査官がいて、それと遭遇する所です。

そして、この本物の真梨邑(真木よう子)が、次の獲物は日本の詐欺師たちよと告げて次回作のライヴァルに名乗りを上げるのが、まるで王座戦の最後に乱入してきて挑戦表明する悪役レスラーみたい。
映画第4作は、いつできあがるのでしょうか? 噂レベルでは2027年公開だそうですので、それまでは元気でいなくては(苦笑)。