ウィキペディアのフロントページの、「今日は何の日」に西ローマ帝国の滅亡が載っていたので、思わず読んでみました。
筆者の世代は、西ローマ帝国の滅亡をもって古代は終了し中世に移ると習ってきました。ですので、非常に大きな世界の変化があったものだと思っていました。

ところが、記事を読むと、これは単に西ローマ正帝が不在になったというだけで、帝国の施政や権威という意味では、特に何の変化もなかったそうです。なので、この日付をもって西ローマ帝国が滅びたということ自体が今では適切でないという研究見解なのだと聞いて吃驚しました。
そもそもローマ帝国を東西に二分したのは、大きすぎて統治が行き届かなかったから。実体としてガリアやゲルマニアは皇帝が統治しているというより皇帝が任命した属州総督が統治していたので、正帝が空席になったくらいで人々の生活にはなんの影響もなかったと言うのは、言われてみれば納得です。