六人の嘘つきな大学生を見る

 WOWOWです。

 劇場に見に行く話しもしたのですが、スケジュールが折り合わずに流れてしまい、結局、WOWOWです。

 見た感想としては、設定に無理ありすぎと思いました。

 超人気企業の最終面接がグループディスカッションで、6人全員内定予定という話しだったのが、東日本大震災で合格者を一人にすることになり、「誰が内定にふさわしいか」を自分たちでディスカッションさせるという話し。

 事前準備段階では、みな互いに優秀で人間的にも素晴らしいと思っていたのですが、当日、謎の怪文書が持ち込まれ、それぞれの過去の悪事が暴かれていくという極端な心理ゲームです。

 怪文書を持ち込んだのは誰か? その目的は? というミステリーでもあるのですが、ミステリーとしては割と無理筋です。

 特に犯人が解ったと思ったら、その裏があって、さらにそのまた裏があってというどんでん返しの連続なのですが、その過程で論理的整合性が崩れているような印象も受けました。

 この出来栄えなら映画館まで行かなくて良かったのかなと安堵しました。