べらぼう第25回:灰の雨降る日本橋を見る

 23から25回は、連続して視聴してしまいました。
 25では、前回の最後に鶴屋に頼まれて丸屋を買い取った柏原屋がやってきて、蔦屋に買い取って欲しいという所からです。
 蔦重に依存はありませんが、どうしてと聞くと、浅間山の噴火が始まって今年の米相場が吹きそうだから米を仕入れるのにキャッシュが欲しいというのです。なるほど。
 しかし、吉原者が見付内に家屋敷を買えないというお触れが生きているので、これをなんとかしなければなりません。須原屋さんに相談に行くと、では一緒に田沼様の所へ行こうと連れられて行きます。
 須原屋が田沼様に出して見せたのは、田沼様が蝦夷地の上知のために探していた蝦夷の地図。どうして須原屋さんが持っているのかは詳しくは語られませんが、松前から上方へ流れ、上方との取り引きが厚い須原屋の所へ流れてきたようです。
 田沼様は買い取りたいと言い、須原屋が出した値段は、蝦夷地での将来の本の商いは須原屋にいただくという確約と、蔦屋が日本橋の店を買えるようにしてくれることでした。
 で、めでたく丸屋を手に入れた蔦重。そんな折、噂通りに浅間山が大噴火して、日本橋にも火山灰が降り積もります。
 自分の店になったので、積もった灰が詰まらないように樋を掃除した上で樋に古着を掛けます。見ていた近隣の店も真似して対策し始めます。
 さらに、蔦重は通油町の灰を二分して、どちらが早く掃除し終わるか競争しようと言い出します。鶴屋は「遊びじゃないんですよ」と言いますが、蔦重は「楽しくない仕事だから少しでも楽しくやるんですよ」と説明します。
 かくて、その日の夕方までに両陣営は競って灰を川に捨てて通りを綺麗にすることができたのでした。
 それを見ていた丸屋の女将さんのおていは、蔦重には陶朱公のような才があると褒め、こういう人に街を任せたいと告げ、蔦重のプロポーズを受け入れて祝言となります。

 吉原での祝言に鶴屋がやってきて、「このたびはおめでとうございます。通油町のものは、蔦屋さんの出店を歓迎いたします」と挨拶口上し、長年の遺恨はついに解決したのでした。
 これにて、蔦重の日本橋出店までの三部作は完結にございます。